「せばな」は言わない

綱の上を歩き、岩を登るエンジニア

アントキノイノチ

37冊目 著者:さだまさし 出版社:幻冬舎 アントキノイノチ (幻冬舎文庫) あらすじ: 杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人とうまく関われなくなっていた。 遺品整理業社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。 けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り‥‥。「命」の意味を問う感動長篇。 感想: まず最初に、真面目なお話です! タイトルにちょっとギャグが入っているので違和感を抱く方もいると思います。 しかし、お話は主人公の成長とともに命の意味を考えさせられる内容となっています。 お話の中核となる遺品整理業者の「クーパーズ」ですが、実際に存在する「キーパーズ」をモデルに描いているそうです。 キーパーズのHP→http://www.keepers.co.jp/ いろんな仕事があるんですね。 さて、主人公は遺品整理の仕事をしながら、「ゆきちゃん」という女の子とも親密になっていきます。 ゆきちゃんかわいい! 失礼。 明るく振舞っている彼女ですが、実は彼女にも秘めたる過去があります。 生きることは辛いですが、生きてる以上生きなければなりません。 それが生きている者の使命です。 元気出していきましょう。 元気ですかー! 追記: アントキノイノチは映画化もしていますね。 アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]