「せばな」は言わない

綱の上を歩き、岩を登るエンジニア

陽だまりの彼女

44冊目 陽だまりの彼女 (新潮文庫) あらすじ: 幼馴染みと十年ぶりに再会した僕。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。 でも彼女、僕には計り知れない過去を抱えているようで── その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる! 誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさも、すべてつまった完全無欠の恋愛小説感想: 完全無欠の恋愛小説。 まさにそんな感じでした。 しかしながら、恋愛小説があまり得意ではない私は、序盤からフルスロットルでラブラブする主人公とヒロインの姿に色んな意味でなくしては読み進められませんでした。 ちくしょう! ですが、この陽だまりの彼女はただの恋愛小説ではありません! 終盤に向かって「ある謎」が散りばめられています。 その謎にワクワクしながら読めば、恋愛要素だけではなくミステリーとしても楽しめます。 残念なことに、私の場合は、その謎の答えは家族によってネタバレされました。 なんてことしやがった! これで陽だまりの彼女は、私の中で恋愛要素100%の小説になりました。 せめて、せめて、謎の答えだけでも黙っていてくれれば… ちくしょう! でも、主人公とヒロインとともにあま~い世界に浸りたい方は、ぜひ一読してください!