金曜のバカ
26冊目
著者:越谷オサム
出版社:角川グループパブリッシング
金曜のバカ (角川文庫)
あらすじ:
天然女子高生と気弱なストーカーが繰り返す、週に一度の奇天烈な逢瀬のの行き着く先は――?(「金曜のバカ」) ピュア過ぎてアブノーマルなヤツらが繰り広げる妄想と葛藤! ちょっと変でかわいい短編小説集
感想:
短編小説となっています。
タイトルの「金曜のバカ」は最初に収録されています。
次いで、
・星とミルクティー
・この町
・僕の愉しみ 彼女のたしなみ
・ゴンとナナ
と続きます。
好きだったのは、「金曜のバカ」と「星とミルクティー」でした。
金曜のバカは、気弱なストーカーが女子高生とお近づき(?)になるために女子高生に襲いかかります。
しかし、女子高生は護身術のたしなみがあり、毎回護身術でストーカーを撃退します。
そのうち、ストーカーも護身術について学習し、後にバトルに発展します。
以下、女子高生とストーカーの駆け引き。
護身術対して、護身術破り。
護身術破りに対して、護身術破り破り。
護身術破り破りに対して、護身術破り破り破り…
どこまで続くんだ!
どこか間違ったところで成長していく二人。
でも、健気で純粋で、何と言っても愛すべきバカな登場人物は見ていて飽きません。
バカの活劇を堪能してください。
次は陽だまりの彼女を読んでみます。