「せばな」は言わない

綱の上を歩き、岩を登るエンジニア

浜村渚の計算ノート

25冊目 著者:青柳碧人 出版社:講談社 浜村渚の計算ノート (講談社文庫) あらすじ: 「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」。天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。テロに対抗し警視庁が探し出したのは一人の女子中学生だった。新時代数学ミステリー。 感想: 渚ちゃんかわいいよ! 取り乱してしまいました。 さて、数学が中心となって物語が進みます。 えっ、数学アレルギーの人は失神しちゃう?とご心配のあなた心配いりません。 渚ちゃんがやさし~く読み解いてくれます。 そもそもなぜ天才数学者がテロを起こすに至ったのか… この物語の背景に原因があります。 三行で説明すると、 ・少年犯罪が急増 ・やべぇ、これからは「心を伸ばす教育だ!」 ・じゃあ、理系科目はいらないよね!排除します☆ おいおい… 実際にやっちゃったら逆に日本が壊滅しかねないですね。 こんな理由で教育を受けてきた警視庁の人たちは、もちろん文系ぞろい。 そこへ登場するのが天才数学少女 浜村渚なわけです。 彼女の活躍にぜひ刮目してください!