「せばな」は言わない

綱の上を歩き、岩を登るエンジニア

偉大なる、しゅららぼん

16冊目 著者:万城目学 出版社:集英社 偉大なる、しゅららぼん あらすじ: 琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。 高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった! 感想: しゅららぼんってなんだよ、おい。 そう思ったあなた、読めば分かります(無責任) この物語の舞台になるのは滋賀県の琵琶湖畔です。 琵琶湖ってご存知ですか?でかい水たまりじゃないですよ? 琵琶湖なんて、私の住んでる場所から目と鼻の先じゃないか!とかテンションハイな感じで読みきりました。 もちろん「湖の民」ではないあなたも物語を十分に楽しむことができます。 物語を担う「日出(ひので)家」と「棗(なつめ)家」には古くから確執がありました。 両家とも不思議な力を持っていて、その力を行使することによって発展を遂げてきたのです。 「しゅららぼん」はこの力に関係してきます。 日出家と棗家の争いはどうなるのか? 先が読めない展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。 来年、2014年には映画化もされます。 未読の方はぜひこの機会に。 既読の方で滋賀に住んでいない方は、ぜひ雄大な琵琶湖を見に来てください。 実は、私の実家がある秋田県のことも作品中ではサラッと触れてあり、感激しました。 誰得? 俺得です。